昭和54年7月に設立された「株式会社マツモト商事」が「株式会社マツモト」へと社名を変更したのは、平成3年7月のことでした。

社名から”商事”の文字が消えたのです。 これは”物を買って右から左に売る”といったそれまでの問屋業のスタイルとは違う、 新しい企業のカタチを求めた創始者・松本寛幸の気持ちの表れでした。

そこには”既存の問屋業の仕事の枠に縛られたくない”という熱い願いが込められていました。

以来、マツモトは、徹底したリスク管理、商品発送の全面委託化、積極的な販売戦略など、さまざまな”選択と集中”を繰り返しながら 強固な会社づくりに取り組んできました。

そしてその成果として今では、テーブルウエア卸問屋業界のリーディングカンパニーとしての地位を確かなものにしています。

決して欧米の物真似ではなく、安価だという理由ではなく、日本人の手による、日本人の感性に寄り添い、日本の伝統を踏まえた商品企画。
そんな日本人の価値基準に適した物づくりができる会社でありたいと、私たちマツモトは考えています。

現在マツモトでは、箸、テーブル用品、ランチ用品、行楽用品、ベビー用品、キャラクター用品などを中心に 約4,000～5,000種類の定番アイテムを取り扱っています。お客様への的確なトータルコーディネイト提案で、その活動のフィールドを着実に広げてきました。

けれども私たちは決して大きな会社になりたいわけではありません。”小さくても強い会社”、”強いマツモト”、それがあくまでも私たちマツモトの望む理想的な姿です。

単に商品を右から左に売るだけではなく、「売場構築のことならマツモトに任せたい」とお客様に心から思っていただけるようなオリジナリティ溢れる売場・販促物提案など。マツモト自身の思い入れを乗せた商品の企画開発ができる提案型の企業を目指していきたいと考えています。

また新販売チャネルの強化、箸のOEM受注など、新たな活動にも積極的に力を注いでいくつもりです。

そしてこれからのマツモトがより”強い会社”となっていくために一番大切なもの。それは、社員ひとりが発揮する個性でありパワーであると確信しています。

自己を啓発することができ、新しいことにチャレンジできる人材力。その先進性が私たちマツモトにとって最大の財産となっていくはずです。